インドネシアのバティック、無形文化財に認定

時々拝読するじゃかるた新聞でインドネシアのバティックがに
認定されるというニュースがありました。↓
無形文化遺産とは?

国連教育科学文化機構(ユネスコ)が近く、インドネシアのバティック(ろうけつ染め)を
世界の無形文化遺産に認定することが、八日までに分かった。

インドネシア独自の文化的象徴であり、深淵な哲学に基づいたものと評価、
二〇〇三年認定のワヤン(影絵芝居)、〇五年のクリス(短剣)に次ぐ三番目の
無形文化遺産になる。
ユドヨノ大統領は認定を祝い、国民文化の一つとしてバティック着用を呼び掛け
ていく方針だ。
 
 ■「染織文化のリーダーに」
 バティック研究の第一人者として知られる国士舘大学政経学部の戸津正勝
教授は
「数年前からバティックは無形文化遺産認定に値する価値があると訴えてきた」
と話す。
 「世界最大の群島国家として独立したインドネシアは、多民族国家であるがゆえに、
統一のためには共通の国民文化の発展が絶対的に必要だった。
国民文化形成の最大の成功例は『バハサ・インドネシア(インドネシア語)』。
無形遺産への認定で、バティックはバハサに続き、インドネシアが誇る国民文化
としてさらなる発展を遂げると思う」と高く評価する。

 インドネシアのろうけつ染めの技術は世界レベル。しかし、バティック製作は
重労働である上に収入が少なく、職人の数は減少している。戸津教授は「認定を
機にバティック文化を再評価し、発展させて職人の増収につなげてほしい」と語った。
 
インドネシアとマレーシアの間では、近年、バティックの知的所有権をめぐる論争が
続いてきた。しかし、「大切なのは『どちらがバティックの発祥国か』ではなく、『染織
文化がどのように国の誇りの形成につながったか』だ」と強調。
「世界の国はそれぞれに、アイデンティティのシンボルとして特有の染織文化を育て
てきた。バティックの無形遺産認定は、各国が自国の染織文化の素晴らしさを再評
価するきっかけになる。
インドネシアは染織文化の発展において、世界のリーダーシップを取ってほしい」と
期待を示した。




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