領事館からのお知らせ 8/13

総領事館からまたお知らせがありましたので、ご案内させて頂きます。

【総領事館からのお知らせ:イスラム過激派指導者等の武装グループへの襲撃】

平成21年8月10日(総09第48号)
在デンパサール日本国総領事館


〜イスラム過激派指導者等の武装グループへの襲撃〜

1 8月7日から8日にかけて、国家警察は、ヌルディン・トップのグループの隠
れ家2カ所(中部ジャワ州トゥマングン、西ジャワ州ブカシ地区ジャティアシ)を
急襲、テロリストを射殺するとともに爆発物を押収しました。

2 中部ジャワ州トゥマングンの隠れ家で射殺されたテロリストについては、過去
にインドネシアで発生した爆弾テロの被疑者で、インドネシア警察が、これま
で、総力をあげて所在を追及してきたヌルディン・トップの可能性があるとの報道
がなされています。ただし、警察は、DNA鑑定等の結果がでていない現状におい
て、射殺された被疑者が誰であるのかを述べる段階ではないとして、断定を避けて
います・

3 西ジャワ州ブカシ地区ジャティアシの隠れ家で射殺された2名のテロリストの
うち、1人は、2004年に発生したオーストラリア大使館爆弾テロ事件に関与し
て、逮捕された人物であるとされております。また、同隠れ家からは、爆発物が発
見されています。

4 このほか、7月17日にクニンガン地区で発生したテロ以降、警察は、何名か
のテロリストを逮捕しましたが、警察は、これらテロリストに対する捜査の結
果、これらのグループが、新たなテロを計画しており、その対象は、ジャカルタ近
郊チケアス所在の大統領の私邸であったと述べ、今回の急襲により、こうした計画
をくじくことができたと述べました。その一方、今なお、逃亡中の被疑者がお
り、捜査が継続中であるとも述べています。

5 射殺された被疑者が、ヌルディン・トップであるかどうかということを含
め、事案の全容を解明するためには、警察の捜査の結果を待つ必要があります
が、今回の摘発により、テロを実行しようとするグループや、爆発物の存在が改め
て明らかになり、インドネシアにおいて、テロの脅威が依然として存在することが
裏付けられております。

6 こうした事情を踏まえ、インドネシアに渡航・滞在されている方は、不測の事
態に巻き込まれないよう引き続き最新の関連情報の収集に努めてください。

7 なお、爆弾事件に関しては、以下も併せて御参照ください。(パンフレット
は、http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html に掲載)
(1) 2009年6月1日付け広域情報「爆弾テロ事件に関する注意喚起」
(2) パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」
(3) パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」
以上




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